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朝早くから営業している店の探し方、中央線沿線の朝活グルメ

家を出る時刻が早いほど、朝ごはんをどこで食べるかは切実になります。始発で出る日、夜勤明け、休日に早く目が覚めた朝。朝早くから開いている店の探し方は、昼や夜とは少し勝手が違います。

東京の通勤の長さも、この話に関わってきます。平日に通勤や通学をした東京都の人がそれにかけた時間は、行動者平均で1時間35分。総務省の令和3年社会生活基本調査の数字で、全国の1時間19分より16分長く、都道府県では神奈川県の1時間40分に次いで千葉県と並ぶ2位でした。

関東は通勤に時間がかかる

同じ調査は、通勤・通学時間が関東地方で長くなっていると書いています。いちばん短いのは山形県と宮崎県の56分でした。

地域 平日の通勤・通学時間(2021年、行動者平均)
全国 1時間19分
神奈川県 1時間40分
千葉県 1時間35分
東京都 1時間35分
埼玉県 1時間34分
山形県・宮崎県 56分

片道ではなく1日の合計で、通勤や通学をした人だけの平均です。それでも1時間半を移動に使うなら、朝の食事は家で済ませるか、出先で早く済ませるか、早めに出てゆっくりするかのどれかになります。この三つのうち、後ろの二つの話です。

業態で変わる朝の使い方

業態 朝の使い方 向いている人
立ち食いそば 短い時間で食べ終えやすい。駅の構内や駅前にある店が手がかり 通勤前に手早く済ませたい人
牛丼・定食チェーン 朝の定食があれば一食しっかり食べられる 食べてから出かけたい人
個人経営の喫茶店 モーニングを出す店なら、ゆっくり過ごせる 読書や仕事の準備をしたい人
ベーカリーカフェ 焼き上がりに合わせて開ける店もある 軽めの朝食でいい人

営業開始の時刻やモーニングの提供時間は店ごとに違います。喫茶店のモーニングの形はモーニングが充実している店の傾向に書いてあります。

西荻窪の純喫茶それいゆのモーニングセット。トーストとアイスコーヒー
西荻窪の純喫茶、それいゆのモーニングセット

写真は西荻窪の純喫茶それいゆのモーニングセットです。トーストとアイスコーヒーという組み合わせは、喫茶店の朝の一つの型だと思います。皿が一枚とグラスが一つ。テーブルに本やノートを広げる余地が残るので、朝の時間を少し使いたい日にはこういう形が合います。

急ぐ日と、時間を使いたい日で、向かう店は別です。同じ人でも曜日で変わるので、朝の店は二つ知っておくと楽です。

地図アプリの時間だけで動かない

朝の情報はずれやすい
地図アプリに出る営業時間と、店の実際の営業が食い違っていても不思議はありません。季節や曜日で変えている店の情報が、どこまで反映されているかは外から分からないからです。前日か当日の店の発信を見てから向かうのが確実です。

夜なら開いていなければ別の店に入ればいいのですが、朝は選択肢そのものが少ないです。一軒空振りすると、そのまま食べずに電車に乗ることになりかねません。朝こそ確認を惜しまないほうがいいのは、このためです。

前の晩にやっておくこと

  1. 店の公式サイトかSNSで、最新の発信を見る。地図アプリの表示は手がかりの一つにとどめる
  2. 行く曜日の営業時間を見る。平日と休日、祝日で違う店があるので、曜日を取り違えない
  3. 口コミを見るなら、投稿の日付と時刻を見て、最近の早朝の利用かどうかを確かめる
  4. 年末年始や連休にかかる日は、特別な営業時間になっていないかを見る
  5. 個人経営の店で臨時休業が気になるなら、前日のうちに電話で確かめる

五つも並べると面倒に見えますが、公式の発信を一度見れば2と4は同時に片づきます。実際にかかるのは数分です。

早朝の店と、風営法の「深夜」

風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)は、午前0時から午前6時までを「深夜」と定めています(第13条)。バーや酒場など客に酒類を出して営む店のうち、第2条第13項第4号が「酒類提供飲食店営業」と呼ぶものをこの時間に営むには、営業所ごとに公安委員会へ届出書を出すことになっています(第33条)。

一方で、営業の常態として、通常主食と認められる食事を出して営む店は、この酒類提供飲食店営業から除かれています(同じ号)。朝の定食を出す店やそばの店はこちらに入りそうですが、個別の店がどちらにあたるかまでは、外から言い切れません。

朝5時から開いて酒を出している店を見かけたら、午前6時より前の営業なので、この深夜の決まりが関わるかもしれない、くらいに頭の隅に置いておけば十分です。午前6時から午後10時までの間だけ営む店は、同じ号の定めでは酒類提供飲食店営業の外にあたります。個別の店が届出をしているかどうかは、外からは分かりません。ここに書いたのは制度の概要で、法的な助言ではありません。

目的で選ぶ

通勤前に短時間で済ませるなら、立ち食いそばや牛丼チェーンのように回転の速い店が向いています。朝の時間で読書や仕事の準備をしたいなら、席に余裕のある喫茶店やベーカリーカフェ。休日にゆっくり朝食をとるなら、モーニングの内容を前の晩に調べておくと、席に着いてから迷いません。

持ち帰って職場で食べる、という手もあります。持ち帰りに対応したチェーン店もあるので、駅から職場までの間に受け取れる店を一つ知っておくと、朝の選択肢が一つ増えます。

ありがちな空振り

  • 平日の営業時間を休日にも当てはめて行ったら、開いていなかった
  • 早朝は品数が限られていて、いつものメニューがなかった
  • モーニングの提供時間を過ぎていた
  • 連休の特別な営業時間を見落として、閉まっている店の前に立った
  • 口コミの日付を見ずに向かったら、朝の営業をやめていた

どれも前の晩の確認で防げるものです。朝は取り返しがきかない分、前日に数分使う価値があります。

朝に出る前の疑問

何時ごろから開いている店が多いですか

業態や店によって大きく違います。駅の構内の立ち食いそばやチェーン店には早くから開ける店がありますが、時刻は各店の案内で確かめてください。

祝日も同じ時間に開いていますか

店によります。祝日の扱いはチェーン店でも個人経営の店でも違うことがあり、休みにする店もあるので、行く日の営業時間を前の晩に確かめてください。

早朝に開いている居酒屋は何か届出が必要なのですか

風営法では午前0時から6時が深夜で、酒類提供飲食店営業をこの時間に営むには公安委員会への届出が必要です(第33条)。営業の常態として通常主食と認められる食事を出す店は、この営業から除かれます(第2条第13項第4号)。個別の店の届出の有無はここでは分かりません。

早朝の店は口コミが少なく判断しにくいです

投稿の時刻が早朝になっている口コミを優先して見ると、実際に早朝に開いているかの手がかりになります。最新の情報は店の公式の発信で確かめてください。

テイクアウトできる店はありますか

持ち帰りに対応したチェーン店なら、通勤の途中に買って職場で食べる使い方もできます。店ごとの対応は案内で確かめてください。

長居できる店を探すコツはありますか

席数が多く、回転を急かさない雰囲気の喫茶店やベーカリーカフェが向いています。モーニングの提供時間が長い店ほど、ゆっくりしやすいです。

一軒決めておく

急ぐ朝の一軒と、時間を使いたい朝の一軒。この二つを決めておいて、前の晩に営業時間を見る。東京の通勤時間の長さを思えば、朝の食事の段取りをここまで整えておく価値は十分あります。

出典

  • 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果 結果の概要」(表6-1、平日の通勤・通学時間の行動者平均、関東地方で長いこと、山形県・宮崎県が最短、2026年11月3日確認) https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/pdf/gaiyoua.pdf
  • 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 第2条第13項第4号・第13条・第33条(e-Gov法令検索、2026年11月3日確認) https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000122

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