飲んだあとに何を食べるかは、その日の飲んだ量と翌日の予定で決めると迷いません。飲んだあとの〆はラーメン、という人は多いですが、雑炊やお茶漬け、そば、甘いパフェ、餃子、丼ものなど、深夜に選べるものはほかにもあります。
深夜の店探しでは、開いている店にどんな決まりがあるのかも知っておくと、なぜあの店が閉まっているのかが少し見えてきます。お酒の量の数え方も、覚えておいて損はありません。
ラーメンの隣にある選択肢
雑炊・お茶漬け
だしやお茶とご飯を合わせた料理で、量を少なめにしやすいです。あっさり終わらせたい日に向いています。
そば・うどん
温かいつゆで体を温めたいときに選ばれます。つゆを飲み切るかどうかで、摂る塩分の量が変わります。
パフェ
飲んだあとに甘いもので締める「シメパフェ」の店もあります。深夜まで開いている店は限られるので、営業時間を先に確かめておきたいところです。詳しくは深夜のシメパフェ文化、中央線沿線での楽しみ方に書いてあります。
餃子
皿の数で量を調整しやすく、飲みの延長で頼む人もいる一皿です。
おにぎり・だし巻き・丼などの軽食とご飯もの
量を控えめにでき、持ち帰りに対応する店なら家で食べることもできます。

牛めしと味噌汁のような組み合わせも、〆の候補の一つです。汁物がつくなら、全部飲むか残すかで塩分の摂り方を調整できます。遅い時間に行くなら、営業時間は店の案内で見ておいてください。
量と塩分で並べてみる
| ジャンル | 量の調整 | 塩分を抑える工夫 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 雑炊・お茶漬け | しやすい | 汁を残す、漬物を控える | 軽く済ませたい |
| そば・うどん | 普通 | つゆを飲み切らない | 体を温めたい |
| パフェ | 一人一つが基本 | 塩分より糖分と脂質に気を配る | 甘いもので締めたい |
| 餃子 | 皿数で調整 | たれを付けすぎない | もう少し食べたい |
| 軽食 | しやすい | 具の塩気に注意 | 持ち帰りたい |
表で見ると、量を減らしやすいのは雑炊・お茶漬けと軽食で、餃子は皿数で決まります。飲みすぎた日に餃子を頼むなら、最初に皿数を決めてしまうのが手軽な対策だと思います。
午前0時を過ぎた店の決まり
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)は、深夜を午前0時から午前6時までとしています(第13条)。この時間に酒を出す店には、届出の決まりがあります。
| 店のタイプ | 深夜営業の扱い |
|---|---|
| バー・酒場など、主に酒を出す店 | 「酒類提供飲食店営業」にあたり、深夜に営業するには営業所ごとに所在地を管轄する公安委員会へ届け出る(第33条) |
| ラーメン店や定食屋など、通常主食と認められる食事を出すのが常態の店 | 酒類提供飲食店営業の定義から除かれている(第2条第13項第4号) |
第33条はさらに、都道府県が条例で地域を決めて、深夜の酒類提供飲食店営業を禁止できるとしています。場所によって深夜に開いている店の顔ぶれが変わる理由の一つに、こうした決まりもありそうです。ここでの説明は制度の概要で、法的な助言ではありません。
お酒は純アルコールで数える
厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(2024年2月)は、単にお酒の量(ml)だけでなく、お酒に含まれる純アルコール量(g)に着目することが重要だとしています。
| 項目 | ガイドラインの内容 |
|---|---|
| 純アルコール量の計算 | 飲んだ量(ml)×度数/100×0.8(アルコールの比重) |
| 計算例 | ビール500ml(5%)で20g |
| 生活習慣病のリスクを高める量(健康日本21第三次) | 1日あたり男性40g以上、女性20g以上 |
男性40g、女性20gは、ここまでなら安心という線引きとは違います。ガイドラインにも、これらの量は個々人の許容量を示したものではないと書かれていて、飲酒による疾患への影響には個人差があるともしています。体質や持病が気になる場合は医師に相談してください。
塩分については、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」で、18歳以上の食塩相当量の目標量が男性1日7.5g未満、女性6.5g未満とされています。〆に汁物を選ぶなら、汁を残すだけでも摂る量に差が出ます。
その日の量と明日の予定で決める
飲みすぎたと感じる日は雑炊やお茶漬けを少なめに、まだ物足りない日は餃子を皿数を決めて、甘いもので締めたい日はパフェを、と使い分けると決めやすいです。
深夜に開いている店は限られるので、候補を2〜3軒決めておき、営業時間とラストオーダーを各店の公式案内で確かめておくと迷いません。閉まっていた店の前で次を探すのは、深夜だと思いのほか消耗します。
深夜にありがちなこと
- ラストオーダーを過ぎていて、目当ての〆が頼めなかった
- 餃子を人数分より多く頼んで、残してしまった
- つゆを全部飲んでから、塩分のことを思い出した
- シメパフェのつもりで行ったら、その日は早く閉まっていた
どれも、営業時間と皿数を先に決めておけば避けやすいことです。飲んだあとは判断がゆるくなりがちなので、店に入る前に決めておくほうが結局は楽だと思います。
飲んだあとの疑問
〆にラーメン以外を選ぶ利点は何ですか
量や塩分を調整しやすいジャンルを選べることです。雑炊やお茶漬けは量を少なめにしやすく、汁を残せば塩分も抑えられます。
深夜に開いているバーと定食屋では何が違うのですか
風営法では、主に酒を出す店が午前0時から6時に営業するには公安委員会への届出が必要です。通常主食と認められる食事を出すのが常態の店は、この届出の対象になる酒類提供飲食店営業から除かれています。
汁物の〆は塩分が気になります
つゆやスープを残すと摂る量を減らせます。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18歳以上の食塩相当量の目標量は男性1日7.5g未満、女性6.5g未満です。
どのくらい飲むと飲みすぎですか
一律の線はありません。厚生労働省のガイドラインは、生活習慣病のリスクを高める量を1日の純アルコールで男性40g以上、女性20g以上としています。ビール500ml(5%)で20gです。ただし、これは個々人の許容量を示したものではなく、影響には個人差があるとされています。
餃子は〆として重すぎませんか
皿数で量を調整できます。頼む数を先に決めておくと食べすぎを防げます。
深夜営業の店を選ぶときの注意点はありますか
営業時間とラストオーダーは店ごとに違い、曜日で変わることもあります。各店の公式案内で確かめてください。
汁を残す、皿数を決める
ラーメン以外の〆にも幅があるので、その日の胃の具合で選んでみてください。汁物は汁を残す、餃子は皿数を決める。どちらも店に入ってからできる小さな工夫です。
深夜に主に酒を出す店は届出制で、地域によっては条例の制限もあります。店の営業時間は公式の案内で確かめてから出かけてください。
あわせて読みたい:深夜のシメパフェ文化、中央線沿線での楽しみ方
出典
- 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 第2条第13項第4号・第13条・第33条(e-Gov法令検索、2026年11月3日確認)
- 厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(2024年2月。純アルコール量に着目する考え方、計算式と計算例、生活習慣病のリスクを高める量、個々人の許容量ではない旨、個人差の記述。2026年11月3日確認) https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38541.html
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 ミネラル(多量ミネラル)(食塩相当量の目標量。2026年11月3日確認) https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html