エリアガイド

国分寺エリアの隠れた名店グルメの探し方

国分寺で個人店を探すなら、駅前の商業施設を見たあと、南口から少し歩いてみるのも手です。南口を出て2分で都立殿ヶ谷戸庭園、さらに歩けばお鷹の道と、街の空気がだんだん変わっていきます。

東京都の多摩地域の紹介資料には、奈良時代中期に聖武天皇が鎮護国家を祈念して建立させた武蔵国分寺の跡など、今も多くの名所や遺跡が残る一方で、国分寺駅の周辺には商業施設やショッピングモールも充実している、と書かれています。歴史の街と買い物の街。個人店を探すなら、この二つの顔を行き来する歩き方が合っています。

店が自分で出している情報を見る

個人店を探すとき、口コミの件数だけで決めると、肝心の営業日で空振りすることがあります。公式サイトやSNSがある店なら、創業年、看板メニュー、営業日の案内を店自身の言葉で確かめられます。地図アプリの情報は古いことがあるので、見比べると安心です。

メニューを絞っている店は、看板料理がはっきりしています。初めてでも頼むものに迷いにくい、という意味で入りやすい店です。

発信が少ない店を避ける必要はないと思います。ただ、営業日だけは電話などで確かめてから向かってください。往復の時間を考えると、電話一本の手間はずっと安いです。

崖の上と下で表情が変わる南側

駅の南口から歩いて2分のところにある都立殿ヶ谷戸庭園は、東京都公園協会の案内によると、武蔵野の段丘の崖にできた谷を生かした回遊式林泉庭園です。崖の上の明るい芝生地と、崖下の湧水池や樹林で雰囲気が一変する造りが見どころの一つだそうです。

大正2年から4年にかけて江口定條(後の満鉄副総裁)の別荘として整えられ、昭和4年には三菱財閥の岩崎家の別邸になりました。昭和40年代の開発計画に対して庭園を守る住民運動が起き、昭和49年に都が買収して整備し、有料庭園として昭和54年4月1日に開園しています。平成23年9月には国指定の文化財(名勝)になりました。

項目 殿ヶ谷戸庭園(東京都公園協会の案内)
所在地 国分寺市南町2-16
開園時間 午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日 年末年始(12月29日〜翌年1月1日)
入園料 一般150円、65歳以上70円(小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料)
交通 国分寺駅から徒歩2分
開園面積 21,123.59平方メートル(平成27年7月1日現在)

起伏の激しい庭園なので、小学生以下の子どもは保護者の同伴をと案内されています。歩きやすい靴で行くほうがいいでしょう。

同じ崖線の下に、お鷹の道・真姿の池湧水群があります。国分寺市によると、江戸時代に市内の村々が尾張徳川家の御鷹場に指定されていたことから、崖線下の湧水が集まって野川にそそぐ清流沿いの小径を「お鷹の道」と名づけ、今は約350メートルが遊歩道として整備されています。真姿の池をはじめとする湧水群は、お鷹の道と合わせた環境の良さが評価されて、昭和60年に環境省選定の名水百選に選ばれました。東京の名湧水57選にも入っています。

国分寺駅南口から徒歩15分、西国分寺駅南口からは徒歩12分。駐車場はありません。春から初夏にかけては、沿道に見られる「カラー」の花も人気だと市のページにあります。

庭園や湧水を歩いたついでに周辺の店に寄るなら、時間に余裕を持って回るのが南側の楽しみ方です。

「こくベジ」の文字を探す

国分寺のメニューや看板で目にするかもしれない言葉に「こくベジ」があります。東京都の多摩地域紹介資料によると、こくベジは国分寺市内の農家が販売を目的として生産した農畜産物の愛称で、市内の直売所で買えます。こくベジを使ったオリジナルメニューを市内の飲食店で食べられる、とも紹介されています。

市内産の野菜を使う店を探したいときは、メニューや店の案内に「こくベジ」や「国分寺産」の表記があるかが手がかりになります。どの店が扱っているかは変わることもあるので、店の公式の案内で確かめてから向かってください。

同じ資料には、国分寺市が日本初のロケット発射実験が行われた「日本の宇宙開発発祥の地」であることも書かれています。ロケットの全長が23センチメートルだったことから「ペンシルロケット」と呼ばれています。史跡に庭園に湧水にと歩いて回ると、昼食の時間は思ったより後ろにずれます。先に昼の店の営業時間と定休日を確かめて、散策の途中で寄る店と、歩き終えてから寄る店を分けておくと動きやすいです。

駅の周りと南側、二つの歩き方

エリア 手がかり
駅周辺 都の資料では商業施設やショッピングモールが充実しているとされる
南口から殿ヶ谷戸庭園へ 徒歩2分。庭園は有料で、午後4時30分で入園が締め切られる
お鷹の道・真姿の池湧水群 南口から徒歩15分。崖線の下にあるので、歩く距離を見込んでおく

時間が限られている日は駅周辺、歩く時間が取れる日は南側へ。目的で入口を決めると、同じ駅でも違う一日になります。

向かう前に確かめること

  • 営業日と営業時間。個人店は不定休のこともあり、地図アプリの情報が古い場合がある
  • 年末年始や夏の休業。店の公式の案内やSNSで告知する店もある
  • 支払い方法。現金のみの店もある
  • 席の構成。一人ならカウンター、家族連れならテーブル席の有無

初めての店では看板メニューから頼むと、その店の得意な味がつかみやすいです。気に入ったら季節を変えて通ってみると、メニューの入れ替わりも楽しめます。

国分寺の店探しで聞きたいこと

国分寺のどのあたりを歩けば個人店に出会いやすいか

エリアごとの店の数を示す公的な資料は見当たらないので、駅周辺から少しずつ範囲を広げて歩くのが素直だと思います。南口から殿ヶ谷戸庭園やお鷹の道の方へ歩くなら、崖線の下まで行く距離を見込んでおいてください。

長く続く店かどうかを見分けるにはどうすればよいか

店の公式サイトやSNSに創業年が書かれていれば、それが分かりやすい手がかりです。外観の古さは改装の有無で変わるので、それだけでは判断できません。

一人でも入りやすい店はどう探せばよいか

カウンター席のある店が候補になります。席の構成は店の公式の案内や写真で確かめられることがあります。

混雑を避けて訪れるにはどうすればよいか

昼と夜のピークを外すと落ち着いて利用しやすいです。予約を受け付けている店なら予約しておくのが確実です。

SNSでの情報発信が少ない店は避けた方がよいか

そうとは限りません。発信が少ない店もあるので、営業日だけは電話などで確かめてから向かうと空振りを防げます。

予約はしたほうがよいか

席数の少ない店では、週末や夜は予約しておくと安心です。予約の受け付け方は店ごとに違います。

「こくベジ」とは何か

国分寺市内の農家が販売を目的として生産した農畜産物の愛称です。市内の直売所で買え、こくベジを使ったオリジナルメニューを出す飲食店もあると、東京都の多摩地域紹介資料にあります。

庭園のついでに一軒

駅周辺を見たら、崖線の地形が残る南側にも足を延ばしてみてください。殿ヶ谷戸庭園やお鷹の道を歩くついでに、店の公式の案内で営業日を確かめてから寄る。それだけで、駅前とは違う国分寺の顔に出会えます。

出典

沿線の駅ごとの探し方

駅ごとの店の探し方を書いた記事です。

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